一般社団法人日本産業技術教育学会 代表理事（会長）　村松浩幸

　一般社団法人日本産業技術教育学会は，文部科学省より通知された「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」について，本学会の意見として以下のように表明いたします。

一般社団法人日本産業技術教育学会
会長　村松　浩幸　　　　　　　　

「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」に関する意見

　文部科学省より「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」が，2021年7月30日に通知されました。この通知の中で，出題の教科として「情報」（出題科目「情報Ⅰ」）が設定されたことについて，本学会は歓迎します。
　 本学会はこれまでも，本件に関わって賛意を示すと共に，提言・意見を出してまいりました。

「高等学校共通教科情報科の大学入学共通テストでの実施に関する提言」について
https://www.jste.jp/main/teigen/210201_teigen.html

「大学入学共通テストの『情報』の試作問題（検討用イメージ）」への意見
https://www.jste.jp/main/teigen/210201_sisaku.html

　これを受けて多くの大学が入試に「情報」を採用することを期待します。
　なお，情報処理学会が表明された意見同様に，大学入学共通テストの「情報」については，他の出題教科・科目とは独立した時間帯において，60分程度の試験時間が設定されるべきだと考えます。

情報処理学会「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」に関する意見
https://www.ipsj.or.jp/release/20210804_kyotsutest.html

今後は，上記提言で述べたように，大学入学共通テストでの「情報」の実施への賛意と共に，小学校・中学校・高等学校の各段階における関連授業・実践のための支援および，関連研究の推進について，学会としても取り組んでまいります。