●木材加工分科会
日 時:平成18年8月26日(土曜日)17:25〜18:15
場 所:高知大学朝倉キャンパス2号館221(B室)
出席者:河合康則(山形大学)、今山延洋(静岡大学)、橘田紘洋(愛知教育大学)、荒井一成(大阪教育大学)、池際博行(和歌山大学)、山下晃功(島根大学)、尾崎士郎(鳴門教育大学)、田口浩継(熊本大学)、楊萍(熊本大学)、永富一之(宮崎大学)、寺床勝也(鹿児島大学)
議 題
1)分科会の新しい編成案について
事前に配布された編成案を参考に審議した。意見等概要は以下の通り。
・木材加工の名称はそのまま残すべきである。
・第2案でよいのではないか。
・すべての案に納得ができない。分科会としての新しい案を検討すべきである。
・第3案で,「加工」の名称を「木材加工」とする。
・木材加工と金属加工を統合し,材料加工、材料と加工など木材より材料とした方がよい。前者よりも後者の材料と加工ほうが対象とする範囲が広く適切ではないか。
・基準の中には材料強度の取り扱いは示されているが、材料力学の基本的な内容が十分に盛り込まれていない。他にも各分野の基準案の内容で重なりがあり、編成の再検討ではこの点も考慮すべきである。
・最近は環境問題やその学習内容を如何に取り上げ指導するかが重要な課題となっている。里山,森,循環型社会,環境をキーワードにして編成を考えることが重要である。
・教員養成系以外の専門分野の改組等に関係する発想が基礎になっていないか。この流れがあることはわかっているが、その発想が教員養成のあり方やその再編を考える場合に中心的な基盤となりうるのかどうか疑問である。児童・生徒の教育活動の基本的な意義などを重視して再編案を考えた方がよい。
・木材は工業材料や生活材料等として様々な優れた側面を持つが,特に人の一生を通して様々な活動を支援する優れた教育用材料(生活用材)として捉え、再編ではその特徴を尊重すべきだ。
・学会は教育システムの変化に単に合わせようとしているのか、あるいは編成を変えなければならない差し迫った背景や根拠があるのだろうか。
・この再編成の動きと教員の定員配置や免許法との関係はどうなるか。将来を見通した学会のスタンスを明らかにして欲しい。
・木材加工と栽培の名称をはずすとか境界領域的な名称に再編した場合に他学部で免許取得が可能になり、教員養成としての特徴、独自性や優位性がなくなる方向に結びつくことが危惧される。
・木材加工教育分科会としてもよいのではないか。もっと他の分科会も教育という視点で考えるべきだ。
2)その他
次年度の日本産業技術教育学会第50回全国大会(近畿地区)における競技・交流型屋台「酒升の匠」(案)の説明が行われ、意見交換を行った。技術教育に関わるすべての人を対象に,木材加工技術を披露し合い楽しむことを目的に,製作競技大会開催を検討する方向で合意を得た。
報告事項
(1)第6回全国中学生ものづくり競技大会の準備状況
第5回全国中学生ものづくり競技大会実施報告資料(分科会による報告書とウッディエンス70号)と第6回全国中学生ものづくり競技大会学会実行委員会名簿が配布され,本年度の地区大会と全国大会にむけた協力依頼があった。
(2)2005年愛知万博事業に対する木材加工分科会の参画と協力
本全国大会発表2件ほかで内容の報告を行った旨の説明が行われた。また開発した教材・教具について今後新たに各種教育活動や催し物で活用を希望する問い合わせがあるため、学会誌等への投稿を行って公開する等検討を開始することで合意した。
3)その他
上記(2)の参画と協力の内容に関連した問題点と今後の対応について討議した(内容の詳細については省略)。
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木材加工分科会懇親会報告
場所:高知市街の料理店「くろしお亭」
期日:8月26日(土)21:00〜23:00
出席者:宮川秀俊(愛知教育大学)、荒井一成(大阪教育大学)、今山延洋(静岡大学)、池際博行(和歌山大学)、山下晃功(島根大学)、尾崎士郎(鳴門教育大学)、永冨一之(宮崎大学)、寺床勝也(鹿児島大)、木村彰孝(秋田県立大木高研)、小林大介(秋田県立大木高研)
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