　この度、日本産業技術教育学会九州支部の事務局が福岡教育大学から熊本大学に移転しました。これに伴い支部長に就任致しました熊本大学教育学部の東でございます。皆様にはご迷惑をおかけすることのないように、責務を果たす所存です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
　日本産業技術教育学会は我が国の中学校技術・家庭科の技術の教員養成を担っている大学の教員のみならず、技術教育に関心を持つ研究者や中学校・高等学校・職業訓練校の教員、さらには学生・院生までをも会員とする幅広い学会として、我が国の技術教育の充実と発展を担っています。目的は、「技術教育に関する研究を行い，その振興普及および会員相互の連絡を図り，もって技術教育の発展に寄与すること。」にあります。ものづくり・技術教育は、日本を支える重要な教育基盤であり、すべての校種において取り組むべきものと考えております。
　我が九州支部の学会活動は研究大会の開催はいうまでもなく、唯一支部レベルでの学会誌の発行などを行い、毎年多くの会員のご参加をいただいております。将来の技術科教育を担う学生・院生の発表や学会誌への投稿があり、全国的にも注目されております。
　こうした活動が持続的かつ発展的に継続されているのは、会員の皆様の絶え間ない地道な努力と同時に、これらの活動を精力的に発展させてこられた前支部長の永田萬亨先生をはじめ、古川稔先生そして遠藤秀治先生の精力的なご貢献の賜物です。更に、前事務局長の白石正人先生の献身的なご努力により、九州支部の組織運営が飛躍的に発展し、充実した研究発表会と学会誌に結びついたことはいうまでもありません。
　九州支部は発足以来20年余を迎えますが、これまでの歴史をふまえ益々活発な学会活動を展開し、更なる会員相互の交流を深めていくことを目指していきたいと思っております。今後とも、みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。